もう1つの特徴としては、甲被(アッパー)部分に、合成皮革とナイロンメッシュが採用されている点が挙げられます。合成皮革は生地にウレタン樹脂を塗布して加工しており、耐水性や傷に強いというメリットがある一方、通気性が悪いというデメリットがあります。そこをカバーしてくれるのが、ナイロンメッシュです。ランニングシューズのような競技用の靴に使用されている素材であり、水分や熱を外へ逃がし、外の風を通してくれます。また、伸縮性もあるため、足を動かしやすくもしてくれます。
「AIAZ51604」が持つ機能として、まずご紹介したいのは鉄鋼製先芯が採用されている点です。安全靴の先芯には、樹脂製と鉄鋼製の2種類があります。樹脂製は軽く、冬に冷たくなることもないのがメリットです。一方、鉄鋼製は非常に強度が高いのがメリットで、それは重たくて冷えやすいというデメリットを凌ぎます。重機械を使用するような現場などにも安心して履いていくことができるため、安全靴の先芯としては鉄鋼製が望ましいことがおわかりでしょう。
もう1つ、さまざまなサイズに対応していることにも注目です。3Sが22cmから22.5cm、SSが23cmから23.5cm、Sが24cmから24.5cm、Mが25cmから25.5cm、Lが26cmから26.5cm、LLが27cmから27.5cm、ELが28cmから28.5cm、4Lが29cmから29.5cmに対応しており、幅広く用意されています。そのため、足が小さめの方から大きめの方まで着用可能であり、気軽に履けるワークシューズだと言えるでしょう。ウィズと呼ばれる足囲(足の親指の下の出っ張った部分からぐるりと測った寸法)はEEEで、標準(EE)よりやや緩めの設計です。締め付け感を感じることなく履くことができるのも、おすすめとして挙げるポイントです。