ワークウェア業界における「耐水圧」「透湿性」とは、それぞれ「どれだけ水濡れに強いか」「どれだけ生地の内側の水分(汗、湿気など)を外側へ逃がすか」という意味合いを持ちます。悪天候の状況によってはより高い耐水圧がかかることもあるので、あくまで目安にはなりますが、耐水圧10,000mmはおよそ「大雨下においても耐えられる」という基準となっています。
対して透湿性の基準は、安静にしている人間が1日あたりにかく汗の量を1,200gとしています。防寒着・防寒服を着る季節=汗の出にくい冬場という状況を考えれば、透湿性5,000gは充分に発汗量に対してムレにくく、着心地の快適さを提供してくれるでしょう。
裏には中綿:ポリエステル100%を用いています。マイクロ中綿は保温性が高い防寒服向け素材です。防寒着には欠かせない保温性ですが、空気を含みやすい中綿は断熱保温材となり、人工綿のメリットとして「水に強い」ことも挙げられます。
デザイン面においても、服の内側を濡らさない数々の仕様が施されています。
前中心ダブル前立て、止水ファスナーは、体の真正面から浴びる水の侵入を防ぎ、右胸前や両脇の各種ポケット収納も同様に止水ファスナー仕様となっています。
ヘルメットにも対応している大型フードはフードアジャスターとスピンドル調整が可能で、より密着度の調節、視界確保への調節がしやすくなっています。
XE562は高い防水性と透湿性があることから、一般的な撥水仕様の防寒着では耐えられないような悪天候下、濡れてしまう状況下における防寒着として活躍します。
秋から冬にかけて、天候が不安な中での屋外作業ユニフォーム、吹雪やみぞれ、雲・霧の只中に遭遇する可能性のある秋・冬登山、ツーリング用の防寒着としておすすめです。
袖口のインジャージ仕様は風の侵入を防ぎ、水や冷気の侵入を防ぐ目貼りテープ処理によって、防寒着としてより高い保温性をサポートしています。
業務や趣味上でしっかりとした防寒着が必要な人や、過去に秋冬アウトドアにおいて、悪天候で既存の防寒服では濡れてしまって凍えた経験のある人にこそおすすめしたい高機能防水防寒ブルゾンです。